MENU

【例文5つ】就活エージェントの断り方 | 面談,求人紹介,内定辞退も

【例文5つ】就活エージェントの断り方 | 面談,求人紹介,内定辞退も

就活エージェントを断りたい。でも、無料で使わせてもらっているから言い出しにくい。そう思って検索したはずです。断ったら、その後の選考に響くと思っていませんか?

「断り方」で検索すると、答えているのはたいていエージェント自身です。断られる側が、断り方を教えている。そこに本音が書けるでしょうか。

僕はいまも人を採る側にいます。経営者として8年、採用の最終決裁をしてきました。その前に事業会社で採用担当を2年。エージェント経由で1人採るたびに、60万〜100万円の手数料を払っていました。

つまり、エージェントにお金を払っている側です。その立場から、彼らが本当に困ることと、あなたが断っても何も起きない理由を書きます。

※ 法令は e-Gov 法令検索の原文を2026年9月11日に確認しました。実務の記述は僕が関わってきた採用のものです。

目次

そもそも、なぜ学生は無料なのか

ここを知らないまま断ろうとすると、必要以上に申し訳なく感じます。なぜ学生だけ無料なのか、考えたことはありますか?無料なのは、法律がそう決めているからです。

職業安定法32条の3。有料職業紹介事業者が手数料を受けられるのは、原則として求人者(企業)からです。求職者から手数料を取れるのは、施行規則20条2項で定められた限られた職種(芸能家、家政婦、配ぜん人など)だけで、上限は賃金の100分の11と決まっています。

就活生は、この限られた職種に当たりません。だから、あなたから手数料を取ることは法律でできない。サービスだから無料なのではありません。

そして企業側から取る手数料には、上限を定めた条文がありません。僕が結んでいた契約は理論年収の35%で、実額は1人60万〜100万円でした。あなたが無料で使えるぶんは、採用した会社が払っています。この手数料の仕組みは【落としていた3つ】第二新卒の書類が通らない理由にも書きました。

だから、断っても「タダで使ったのに」と思う必要はありません。あなたは最初から、支払う側ではなかった。

断っても、あなたに不利益は起きない

いちばん心配されるのが「他の選考に影響が出るのでは」だと思います。採用側から見た事実を書きます。

  1. 企業はエージェントの内部事情を知らない — 僕に届くのは推薦された候補者の情報だけ。誰が誰を断ったかは共有されません
  2. 他社のエージェントとは、情報が繋がっていない — 競合同士なので、候補者情報をやり取りする理由がない
  3. 断った学生をブラックリストに載せる意味がない — エージェントの売上は決まった人数で立つ。断る人を追いかけるより、次を探すほうが早い

3つめが実態に近い。エージェントの営業は決定人数で評価されています。断られた学生に時間を使うのは、彼らにとっても損です。

僕が何十社もの営業と会った中で、「断られた学生を悪く言う」人は1人もいませんでした。そういう余裕がある仕事ではない。

エージェントが本当に困るのは、断られることではない

買う側にいると、彼らが何に困っているかが見えます。困るのは連絡が取れなくなることでした。

企業側には選考の日程があります。エージェントは「この学生は進むのか、降りるのか」を企業に伝えなければならない。返事が来ないと、その枠を空けたまま待つことになります。

僕の側でも、これは起きました。エージェントから「連絡が取れていません」と言われ、面接の枠を1週間空けたまま待ったことがあります。この状態がいちばん迷惑です。書類の段階で何を見ているかは【通過率9%→24%】新卒の書類選考で落ちる理由にまとめています。

いちばん避けたい対応 — 連絡を返さずに放置する。バックレる。企業側の日程が止まり、エージェントも動けなくなります。

いちばん助かる対応 — 1行でいいので「辞退します」と送る。理由は無くていい。早ければ早いほどいい。

だから、断り方に凝る必要はありません。丁寧さより速さです。

場面別の例文5つ

そのまま送って構いません。長くしないほうが伝わります。

① 面談の予約を断る

お世話になっております。◯◯大学の△△です。
面談のご案内をいただきありがとうございます。
検討した結果、今回は見送らせていただきます。
ご対応いただいたにもかかわらず申し訳ありません。

理由は書かなくて構いません。書くと、そこから提案が続くことがあります。

② 紹介された求人を断る

ご紹介いただきありがとうございます。
拝見しましたが、今回は応募を見送らせていただきます。
引き続きよろしくお願いいたします。

「引き続き」を入れるかどうかで、次の紹介が来るかが変わります。もう紹介がいらないなら、この1行を外してください。

③ 利用そのものをやめる

お世話になっております。◯◯大学の△△です。
他社で内定をいただき、就職活動を終了いたします。
サポートいただきありがとうございました。

終了の意思をはっきり書くのが要点です。「一旦保留で」と書くと、連絡は続きます。

④ 内定を辞退する

お世話になっております。◯◯大学の△△です。
先日内定のご連絡をいただきました◯◯社につきまして、
検討の結果、辞退させていただきたくご連絡いたしました。
直前のご連絡となり申し訳ありません。

ここだけはできるだけ早く送ってください。企業側は入社人数を前提に動いています。僕の側でも、辞退が遅いと次の採用計画が崩れました。

電話がこわいなら、メールで先に送って構いません。連絡が来ないことのほうが、はるかに困ります。

⑤ 連絡の頻度を減らしてほしい

いつもご連絡ありがとうございます。
選考が重なっており、しばらく求人のご紹介はお控えいただけますと助かります。
再開する際はこちらからご連絡いたします。

完全にやめたいわけではないなら、これで止まります。「こちらから連絡する」と書くのが効きます。

電話とメール、どちらで送るか

結論から書くと、メールかLINEで構いません。

場面手段理由
面談・求人紹介を断るメール/LINE記録が残る。相手も後から確認できる
利用をやめるメール/LINE同上。電話だと言いくるめられることがある
内定辞退まず電話、繋がらなければメール企業側の動きが止まるので、速さが要る

電話をすすめる記事が多いのですが、断られる側が「電話で」と書いているのは、電話のほうが引き止めやすいからという面もあります。

内定辞退だけは別です。ここは企業側の人数計画に直結するので、いちばん早く届く手段を選んでください。

しつこく連絡が来るとき

断ったのに連絡が続く場合。3段階で対応できます。

「今後のご連絡は不要です」と1回書く

見送り、ではなく不要と書く

退会の手続きをする

サービスのマイページか、問い合わせフォームから

メールを受信拒否にする

ここまでやって構いません

職業紹介事業者には、厚生労働大臣の許可が要ります(職業安定法30条)。許可を受けた事業者は、指導や監督の対象です。度を越えた勧誘があるなら、都道府県労働局の需給調整事業部門に相談できます。

ただ、ここまで行くケースは多くありません。1回はっきり書けば、たいてい止まります。

よくある質問

断ると、他の選考に影響しますか

企業側にはエージェントの内部事情は届きません。誰が誰を断ったかは共有されないので、他社の選考には影響しません。

無料で使っているので断りにくいです

職業安定法32条の3で、就活生から手数料を取ることはできません。無料なのは法律がそう決めているからで、あなたは最初から支払う側ではありません。

理由は書いたほうがいいですか

書かなくて構いません。理由を書くと、それに対する提案が続くことがあります。

電話しないとだめですか

面談や求人紹介を断るだけならメールで十分です。内定辞退だけは、企業側の人数計画に直結するので、いちばん早く届く手段を選んでください。

返事をせずに放置してもいいですか

いちばん避けたい対応です。企業側が選考の枠を空けたまま待つことになります。1行でも送ってください。

断ったあと、もう一度使えますか

使えます。退会していなければアカウントは残ります。再開するときに連絡すれば戻れます。

この記事で確認した資料


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次